教えて直樹せんせい 育児情報誌ママパパ

夫婦関係の心理テスト(2021年3月・4月号掲載)

「夫婦喧嘩は犬も食わない?」

夫婦喧嘩は、つまらない原因だったり、一時的なものなので、他人が間に入って仲裁したり心配するものではないというという例えです。しかし、これはすでに昔々の昭和のことで、令和の今は多くの人が夫婦カウンセリング(カップル・カウンセリング)で互いの理解を深めたり、コミュニケーションを改善する時代に変わってきているようです。そこで、今回は、公認心理師・臨床心理士・家族心理士でもある吉田直樹先生に、自分のコミュニケーションのタイプを判断する方法をお聞きしました。皆さん参考にしてくださいね♪


step
1
夫や妻と、子どものことや職場のこと、世の中の話題などについて話をしている場面を思い浮かべてみましょう。

step
2
そこで、自分の考えが相手の考えと異なったり食い違ったら、あなたはどのようにその違和感を表現しているでしょうか?

step
3
あなたが相手に言ったことは、次の3つのどれにもっとも近いですか?

A「何で、そんなふうに考えるわけ?ぜんぜんわかっていないじゃない!」
B「あっそう、そんな感じで思ってるんだね?」
C「あなたはそう思っているようだけど、私は~だからこう思っている」

 

Aをえらんだあなたは・・・

攻撃的なタイプです。
自分の事だけを考えて、相手を無視して自分の考えや欲求を押し通します。忙しすぎて自分がイライラしたり、相手から余計な怒りを買うこともあるので注意しましょう。

相手の立場を認める気持ちの余裕を持つことが大切です。つい先を考えがちですが、一呼吸おいて発言するといいでしょう。

Bをえらんだあなたは・・・

受け身的なタイプです。
自分を抑えて相手を優先し、自分の事を後回しにしてしまいます。嫌われたくない気持ちや察してもらいたい気持ち強いのが背景にあるので、ストレスをため込みすぎないようにしましょう。

相手を気遣う前に、自分の立場や役割を考え、たまには自分の意見や考えを伝えてみましょう。旅行やスポーツもお勧めです。

Cをえらんだあなたは・・・

アサーティブなタイプです。
自分を大切にすると同時に、相手の事も配慮ができます。相手の気持ちや考えもしっかり聴くことができるので、歩み寄ったりプラスのメッセージを伝えることもできます。

コミュニケーションが得意なので、自分のことだけではなく、みんなの考えをまとめたり、調整ができるといいですね。

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