教えて直樹せんせい 新型コロナウイルス感染症

〇コロナ・ストレスと上手に付き合う方法

緊急事態宣言は解除されたとはいえ、新型コロナウイルス感染症の影響がまだまだ続いていますね。ママパパ編集部へも皆さんのストレスフルな日々の声が続々と寄せられています。そこで、今回は、コロナ・ストレスと上手に付き合う方法を、東日本大震災をはじめ、学校や企業、医療機関などで心の緊急支援活動の経験がある、公認心理師・臨床心理士の吉田直樹先生に聞いてみました。皆さん、参考にしてくださいね。(2020年5月・6月号掲載)

新型コロナウイルス感染症の影響で「いつもと違う?」「不安、緊張、イライラ」「今後の見通しが立たない」など仕事や生活にみんなストレスを感じているのですか?

新型コロナウイルス感染症とその対策の影響とともに蔓延しているのが「ストレス」です。このような時には、ふだんより、注意深く自分をケアする手厚い「セルフケア」が必要になります。「セルフケア」で不安やストレスと上手に付き合いましょう

自分のストレスに対して「セルフケア」をおこなうときのポイントを教えてください。

新型コロナウイルス感染症のような状況の場合は、次の3つが大切なポイントになります。 ①人とのつながりを感じる ②自分の気持ちに耳を傾ける ③自分なりのストレス対処法をやってみる

新型コロナウイルス感染症の影響で家族や友達に会う機会が、めっきり減ったように感じます。このままでいいのでしょうか?

家族や友達、園や学校の先生など「人とのつながりを感じる」とホッと安心しますね。このような時にこそ、自分の人間関係を見つめ、様々な人とのつながりを保つことが重要になります。家族や親せき、友達や仲間などを大切に想う気持ちを、LINEやメール、電話、SNS、手紙など色々な形で伝え合いましょう。

東京在住のいとことビデオ通話をしたら、子どもがすごく喜びました。このようなことも役に立つのでしょうか?

最近は、ビデオ通話などオンラインで簡単に顔を見ながら話ができるようになっていますね。特に、子どもの場合は、視覚的な情報が理解しやすいので、一緒におじいちゃんやおばあちゃん、友達などと、顔を見て話すとつながりをより感じると思います。

最近、子どもが妻に話しかけても、「わかったわかった」「また後でね」などと言って、会話が減っているような気がします。なにか会話のコツを教えてください。

このような時には、子どももストレスや不安を感じていますので、夫婦で話し合い子どもの気持ちをゆっくり聞いてあげる時間を作ることが必要ですね。そして、どんな気持ちや考えであっても、まず「そうだね」「そんな風に思っているんだ」と否定せず共感することを大切にしましょう。0点~100点の数字で、今の気持ちはどの程度なの?と聞くと会話が広がります。点数の理由を聞いてみるのもいいですね。

セルフケアではストレスの対処法が大切になると聞いたことがあるのですが?

まず、自分に合ったストレス対処法を見つけてみましょう。「音楽を聴く」「スポーツを楽しむ」「緑とふれあう」「おしゃべりをする」など活動によりストレス発散する方法もいいですが、「深呼吸をする」「ゆっくりお風呂に入る」「ストレッチをする」などこころや気持ちを落ち着かせる方法もおすすめです。そして、最低、3つ以上、ストレス対処法を持つことが大切になります。

2週間くらい何か疲れた状態が続いていて、いつもやっているストレス対処法もあまり役に立ちません。どうしたらいいのでしょうか?

人に相談することもセルフケアの一つです。ひとりで抱え込まず、信頼できる人や心理の専門家に話をすることで回復への道が開かれますよ。また、「やる気が出ない」「不安や緊張が抜けない」「原因不明の頭痛や腹痛」などこころや身体のサインも見逃さないように注意しましょう。

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